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槙本緑水のブログ
月間教育書道誌「芦辺」
芦辺月例課題(令和6年8月号課題)
初級【漢字二体】
楷書 行書
千慮無惑せんりょまどうことなし)     
 充分に考慮すれば、決して惑うことはない
               【出典:孔平仲・宋    
 
上級【漢字二体】
行書 草書
白雲抱幽石はくうんゆうせきをいだく)    
白雲が幽寂な石を抱いているのみ、という侘び住まいの風情。俗世間を離れた深い山の幽玄とした風情を表す。
 
【出典:過始寧墅詩(謝霊運・南朝宋)】 
 
 
【細字】
 
 
【臨書】
楷書 草書
多宝塔碑(顔真卿     書譜(孫過庭)   
       
許王瓘及居士
読み:きょおうかんおよびこじ 
許王瓘及び居士の…
*許王瓘人名
 
 而軽子敬之書
読み:しこうしてしけいのしょを
かろんず
それで王子敬(献之)の書を認め
ていなかった。
 
 
 
 
     
     
     
 
師範【漢字二体】
行書 草書
身如野鶴間(みはやかくのかんのごとし)
 
我が身は齷齪とした世事には関せず、あたかも野鶴が自由に遊ぶ清閑のようである。
 
                       【出典:晴起(王九思・明)】
 
 
     
 
【条幅】 一般課題

  
幽篁低地碧成叢 水鳥閒眠浅草中
忽憶銭塘江上過 停舟野寺賞秋空
【読み】
幽篁(ゆうこう)地に低(た)れて碧(みどり)叢(そう)を成す 
水鳥 閒(しず)かに眠る淺草の中(うち) 忽ち憶う 
銭塘江上に過ぎるを  舟を停めて野寺にて秋空を
賞(しょう)す
【意味】
竹が地に垂れて笹の葉の緑が草むらのようで、水鳥は
低い草の中でのどかに眠っている。急に以前 銭塘江に
立ち寄ったことを思い出した。舟を止めて野にある寺で
秋空を見て楽しんだのを。
*陶雲湖…人名。陶成(明)のこと。*叢篁…竹やぶ  
*幽篁…奥深い竹やぶ *浅草…丈の低い草 
*銭塘江…川の名。浙江の下流をいう。 *野寺…野にある寺
*賞…鑑賞する。愛でる
 
出典:題陶雲湖叢篁水鳥圖巻(王文治・清
 
     師範課題
     
八月涼風天気清 萬里無雲河漢明
※全部で十二句の七言古詩であるが、長文のため最初の二句。
のみ表記し、あとは省略した。
 
【読み】
八月の涼風 天気 清く 万里 雲無く
河漢(かかん) 明らかなり
 
【意味】
八月の涼しい風に 空気は清く澄み、
見渡す限り雲はなく、天の川が明るく
輝いている。
*天気…気候。空気。時候 *河漢…天の川
 
      【出典:明河篇(宋之問・初唐)
 
 
  
 
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