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月間教育書道誌「芦辺」
芦辺月例課題(令和4年4月号課題)
初級【漢字二体】
楷書 行書
温厚和平(おんこうわへい)     
穏やかで情に厚くおちついたさま
                       【出典:詩学 (清・ 費智照)    
 
上級【漢字二体】
行書 草書
登樓萬里春(ろうにのぼればばんりのはるなり)    
楼に登って眺めると、あたりは見渡す限り春景色である
【出典:何樓望 (初唐・盧僎)】 
 
 
【細字】
 
【臨書】
楷書 隷書
多宝塔碑(顔真卿    曹全碑(後漢)   
       
法号楚金   (處)武都或居隴西  
読みほうごうはそきん   読み:武都に処(お)り、或いは隴西に  
法号…①出家した人に授けられる名       居(お)り  
     ②戒名   武都におり、或いは隴西に居を構え
 
      
 
                   
                        
     
     
     
 
師範【漢字二体】
行書 草書
春水満四澤(しゅんすいしたくにみつ)
 春には雪解け水があちこちの沢に満ちてくる
      
                            【出典:四時歌(東晋・陶淵明)】 
 
 
     
    黄葉頻折脚鐺 雲合暮山千種態 鳥啼春樹百般声
【条幅】 一般課題
数朶奇峰列画屛 参差泉石暢幽情 青茅旋㔶尖頭屋
黄葉頻煨折脚鐺 雲合暮山千種態 鳥啼春樹百般聲  
世間出世閒消息 不用安排總現成 
【読み】
数朶(すうだ)の奇峰 画屛を列(つら)ね、参差の泉石
幽情を暢ぶ 青茅 㔶(くら)を旋(めぐ)って頭屋に尖る。
黄葉 頻りに(うい)する折脚鐺(せつきゃくしょう)
雲は合(がっ)す 暮山千種の態 鳥は啼く春樹 百般
の声 世間出世 消息を閒(うかが)う 安排(あんばい)
用いず総べて現成(げんじょう)
【意味】
まわりの幾つかの高峰は美しい屏風を連ねたようであり、庭には泉と
石が入り混じって静かな心情がひろがる。青い茅が倉をめぐって屋根
のあたりに尖っている黄葉を頻りに折脚鐺で燃やす。雲は夕暮れ
の山に重なりかぎりない面白さを呈し鳥は春の木々に様々な声
で鳴く。人の世は生まれたら皆死んでいくのだ。だからうまくやろう
と思わなくてよい。何事も自然に出来上がっているのだから
 
…倉 *…物を熱い灰の中に入れて焼く
折脚鐺…脚の折れたあしがなえ(釜、なべ)
*安排…うまく処理すること。 *現成…自然に出来上がって
 いること。
           【出典:山居十首 其二(元・釋明本) 】
     
     師範課題
     
杏花飛簾散餘春 明月入戸尋幽人
                 (七言古詩の一句二句目)
 
【読み】
杏花 簾に飛んで 餘春(よしゅん)を散(さん)
明月 戸(こ)に入りて 幽人(ゆうじん)を尋ぬ
【意味】
杏花が簾に降りかかって春の名残が尽きようと
する頃、明月が戸口から入ってきて、世捨て人
たる私を訪ねてくれた。
*杏花…あんずの花 *散餘春春のなごりが尽きつつある
*幽人…世捨て人、隠者、作者自身をいう
 
    出典:月夜客と杏花の下に飲む(北宋・蘇軾)
 
  
 
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