サイトマップ
緑水書道教室トップページ毎月の手本> 令和3年12月号課題  
トップページ
最新情報
毎月の手本
何気ない話題
トピックス
バックナンバー
教室の場所
お問い合わせ
槙本緑水のブログ
月間教育書道誌「芦辺」
芦辺月例課題(令和3年12月号課題)
初級【漢字二体】
楷書 行書
雲寒氷清(くもさむくこおりきよし)     
雲は寒々としており氷は清らかである。
冬の季節を表す言葉
出典:方岳(宋)      
 
上級【漢字二体】
行書 草書
長楽萬年歓(ちょうらくまんねんのよろこび)    
長い楽しみがいつまでも続く喜び
出典: 禅語・出典不詳  
 
 
【細字】
 
【臨書】
楷書 隷書
多宝塔碑(顔真卿    曹全碑(後漢)   
       
東海徐浩 (とうかいのじょこう)   世宗廓土斤竟世宗(せいそう)の土  
徐浩…名前   を廓(ひろ)め)竟(さかい)を 斤(ひら)くや  
徐浩が隷書でこの碑の題額を書いた    世宗は前漢の孝武帝徹、威を四海に耀か  
    さんとしさかんに四方を征服した。   
      
 
                   
                        
     
     
     
 
師範【漢字二体】
行書 草書
轉禍而為福(わざわいてんじてふくとなす)
自分の身に降りかかった災難や失敗を上手に利用して、逆に自分の有利になるよう
        に工夫すること。   
                                 出典:「戦国策」 「史記」蘇秦列伝
 
 
     
   
【条幅】 一般課題
漁翁夜傍西巌宿 暁汲清湘然楚竹 煙銷日出不見人 
欸乃一聲山水緑 廻看天際下中流 巌上無心雲相逐
【読み】
漁翁 夜 西巌に傍(そ)うて宿し、暁に清湘(せいしょう)を汲み楚竹(そちく)を
然(た)く。煙 銷(き)え日出(い)でて人を見ず。欸乃(あいだい)一聲山水緑
なり。天際を廻看(かいかん)して中流を下れば、巌上無心 雲相逐う。
【意味】
漁師のおやじは西岸の岩のもとに舟をとめて一夜をすごし、夜が開けると、清
らかな湘水の水を汲み楚の竹を燃やして朝飯のしたくをする。靄が晴れて日
が昇る頃、もはやその人影はなく、「えいおう」と舟こぐかけ声が一つ響けば山
も水も緑に染まる。はるか水平線のかなたをふり返りつつ川の中ほどをこぎ
下れば、岩の上に無心の雲が互いに先になり後になりつつ流れていく。
*清湘…清らかな湘水(川の名)の水 *然…燃に同じ *人…漁翁のこと
*欸乃…舟をこぐ時のかけ声 *楚…湖南省あたりの古名
※自然の懐に抱かれ、自然そのものになりきったような漁翁の暮らしを叙景
詩の形で詠みあげた詩であり、そこには人生の理想の姿に対する作者の
憧れの情がとけこんでいる
          【出典】 漁翁(柳宗元・中唐
     
     師範課題
     
脱帽露頂王公前 揮毫落紙如雲煙
【読み】
帽を脱ぎ頂(いただき)を露(あら)わす王公の前
(ごう)を揮(ふる)い紙に落とせば雲煙(うんえん)の如し
【意味】
(張旭は)帽子を脱いで頭を露出したまま、平気で王公の
前に出たりする。しかし筆を手にして紙に触れれば、その
草書は雲や霧のように自在に流れて美しい。
*張旭…当時の有名な書家 *露頂頭をむき出しにする
*毫…筆の穂先 *雲煙…雲や霧のようだ。張旭の草書の印象をたとえる。
※杜甫は当時の都で評判の高かった愛酒八人の酔態を
面白く描いた。八人とは李適之・蘇晋・賀知章・李白
催宗之・張旭・焦遂・汝陽のこと
※長い七言古詩なので全文を省略した。 
 
          出典飲中八仙歌 (杜甫・盛唐)   
 
  
  
 
毎月の手本のページへ
Copyright (C) 2017 緑水書道教室. All Rights Reserved.