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月間教育書道誌「芦辺」
芦辺月例課題(令和2年4月号課題)
初級【漢字二体】
楷書 行書
問柳尋花(柳を問い花を尋ねる)
柳を問い求め花を尋ね歩くこと。春のきれいな風景を楽しみ散策すること。
杜甫の詩の「柳を問い花を尋ねて野亭に到る」 による。
出典:「厳中丞駕を枉げ過らる」 杜甫(盛唐)
 
上級【漢字二体】
行書 草書
径暖草如積(径(こみち)暖かくして 草積むが如し)
小道は暖かく、草叢(くさむら)はこんもりと積み重なったようだ。
                   (出典:王安石(北宋) 五言律詩「即事」の第1句)

【細字】
【臨書】
交暎金碧(九成宮冷泉銘)「歐陽詢」
(こもごもえいじこんぺき)
     
     
     
 
師範漢字【漢字二体】
行書 草書
節用而愛人(用を節して人を愛す)
経費の節約に務め、税負担を軽くして人民をいたわってやること。
                                  (出典:『論語』学而篇)
 
 
   
【条幅】 一般課題
   芳草色濃帰路遠 啼鶯意倦出花遅
 
芳草 色濃(こま)やかにして帰路遠く、啼鶯(ていおう) 意
倦(う)みて花出ずること遅し。
 
(大意) 
いい香りの若草が濃く萌え出んばかり、家に帰ることを忘れ
てしまう。
鶯は鳴きくたびれて花樹の中から出てこない。
                 (出典:王汝翰の句(清))
 
     師範課題
     
     
   人生得意須盡懽 莫使金樽空對月 
人生 の得意、須らく懽(かん)を尽くすべし。金樽をして
空しく月に対せしむること莫れ。
 
(大意) 
この世に生きて いいことがあったなら、その喜びをとことん
満喫するのがよい。黄金の酒樽を飲むこともなく空しく月の
光にさらしておいてはだめだ。
            (出典:李白(盛唐)七言古詩 将進酒)
*将進酒・・・漢代以来の楽府題。酒を酌んで客に勧めることをうたう。
「将」の字は「将に~せんとす」と読む説と将(ささ)ぐと動詞に読む説
とがある。
 *得意・・・満足しているとき。望どおりになるとき。
 
  
  
 
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