人生得意須盡懽 莫使金樽空對月 |
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人生 の得意、須らく懽(かん)を尽くすべし。金樽をして |
空しく月に対せしむること莫れ。 |
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(大意) |
この世に生きて いいことがあったなら、その喜びをとことん |
満喫するのがよい。黄金の酒樽を飲むこともなく空しく月の |
光にさらしておいてはだめだ。 |
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(出典:李白(盛唐)七言古詩 将進酒) |
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*将進酒・・・漢代以来の楽府題。酒を酌んで客に勧めることをうたう。 |
「将」の字は「将に~せんとす」と読む説と将(ささ)ぐと動詞に読む説 |
とがある。 |
*得意・・・満足しているとき。望どおりになるとき。 |
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